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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉
少しずつ難解と言われるルーン文字を読み解いてゆく‥
初めは私でも理解している、盟主としての遺物制御、これは読まなくても良いが、見落としが無いか確める為に、一通り詠んだ‥‥収穫は無かったが。
次に只人が遺物制御を行う方法‥
目的の場所ですが、難点を1つ発見。
「‥‥贄になるは制御する人間の命、制御する度に僅かずつ命の炎を削り取る‥‥
稀少種以外で遺物を制御しようとすれば代償が必要なのか、それとも遺物の力に人間の方が耐え切れないんでしょうか、どちらにせよ短命になってしまうのは致し方無いよう」
その方向性で考えて見れば、空座の時期の間、儀式と秩序の賢人の交代率が異常に高かった、その理由がこれとは私でも考え及ばなかったとは、人生長いというのにまだまだです。
盲点はともかく、次にあったのは稀少種を遺物と同化させる方法、これは私の気分的に見たくは無い、私を数百年閉じ込めた技です、嫌悪するのは致し方無いでしょう。
「‥‥これですか‥‥
‥‥‥人柱‥‥ガーデアン‥‥‥
基本理念は私を封じたのと同じようですが‥‥違う、遺物に認められし人間??」
この場合アリアンロッドが認める、そういう解釈にもなり、アリアンが認めない限り人間がガーデアンにはなり得ず、そして私が遺物から解放される事もない。