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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉

「クルスの好きは、友達感覚の好き‥
誰も僕を本当に好きになってくれない‥‥
ガーデアン‥‥僕を好きになってくれる人間は居るの?
クルスですらこうなのに、本当の僕を好きになる人間なんて‥‥居ない、だからガーデアンなんて認めない」
「アリアンは私に愛情を求めているんですか、ですがねアリアン、貴方が言う本当のアリアンを知らなければ、私はどう答えて良いかも分からないですよ?」
確かに私がアリアンに持つのは、愛情というより友情、共に死ねない仲間意識‥
ですがアリアンが私に求めていたのは愛情の方、ですが本当のアリアンを理解しない限り、私はどう捉えて良いのすら判断に苦しむ。
答えて‥‥くれるんですかアリアン??
「‥‥本当の僕‥‥
僕は‥‥人だった、今の人間とは違うけど‥‥数千年前なのか、数万年前なのか定かじゃない、でも人として産まれた」
「アリアンが人‥‥‥」
「産まれた時から僕は特別扱い、それは僕が普通と違ったから‥‥躰が‥‥
そしてシステムの核にされる事を強制され、僕と同じ仲間と一緒に、それぞれの核に同化封印されたんだ」
「違う?
私から見て、アリアンは普通です‥
それに遺物は何かのシステムだったと?
そしてアリアンと同じく、あの玉のような物に封印されたんですか??」

