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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉

「そこまで違和感はありませんね私は、男でも女でも違和感は無いです、逆にある種の魅力を感じますよ‥
雌雄同体という事は、どちらにでもなれる素質を持つ、嫌悪するより受け入れておあげなさい‥‥その躰を‥‥」
「クルスはちゃんとした男だから言えるんだよ」
「‥‥それはこういう事ですか?」
「‥‥‥‥‥‥えっ??」
少し離れているアリアンに私の方から歩み寄り、その華奢な躰をしっかりと抱き締め、茫然とするアリアンの唇に己の唇を重ねた。
「クルス!」
「言いましたよね違和感は無いと‥‥
女性でもあるんですから、私を受け入れられる筈ですねアリアン?」
「良い‥‥の?
こんな僕で良いの??
‥‥ずっと見てたクルスは女ばかり犯してたのに、ペニスも付いている僕で‥‥」
「完全な男を犯す趣味はありませんよ私は、ですがアリアンは違いますよね?
興味を惹かれます‥‥雌雄同体という躰に、これからも長い時を共にするアリアンに‥‥嫌ですか?」
「‥‥‥クルスっっ!!」
泣きそうな顔のアリアン‥‥
これを言うのに、どれだけの勇気を必要としたのか、手に取るように分かってしまう。
私とアリアンは運命共同体、そんなアリアンを突き放す気などは無い‥
そして遠く離れようが、私とアリアンには切れない繋がりがある。

