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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉

初めからアリアンには喜怒哀楽という概念はあった、ただそれを全面的に抑え込んでいた‥‥アリアンが言うシステム、つまり遺物が。
だが寂しいという感情が、遺物よりアリアン自身の意思を動かし、私という媒体で抑えられていた感情が解放され現在に至る。
1人は寂しいという感情、それがアリアンを突き動かした動機であり、同じく1人になる私に期待した‥
これが1000年以上にも渡る事の真相だったとは、誰が予想出来たでしょう?
「良いですよアリアン、誰でも1人は嫌です‥‥アリアンも私も‥‥
ハールマンは私が説得します、そして‥‥‥」
「‥‥‥あっ‥‥‥」
アリアンに向かいキスを1つ‥‥
私も覚悟を決めました、これが必要であるならば受け入れてましょうアリアンを、本気の私で。
「キスは初めてですかアリアン?」
「‥‥‥うん‥‥‥」
「‥‥もしかして全てが初めて‥‥」
「‥‥‥‥‥うん‥‥‥‥‥」
どんどんと声が小さくなって行くアリアンに、私の方がクスッと笑ってしまう。
「では1から教えなければいけませんね」
「えっと‥‥やり方くらい‥‥知ってる‥‥」
「そうですか?」
今度は唇だけで無く、少し引き気味のアリアンの頭に手を回し、唇を割り開き逃げるアリアンの舌を絡めとり、舌先でじっくりと口内を堪能。

