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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉

「モノの例えですよアリアン?」
「‥‥ん‥‥」
キョトンとしているアリアンを宥める為に、触れるだけのキスを1つ‥
それが効を奏したのか、アリアンの顔はまた真っ赤に染まる‥‥分かりやすくて助かりますアリアンは。
「‥‥‥そろそろ良いですか?」
「ひゃっ!
‥‥あ‥‥うっ‥‥うん、もう大丈夫」
更に耳元で囁けば、快感の余韻が残るアリアンは、跳び跳ね躰を震わせる始末‥
ある意味アリアンらしい反応なんでしょう、中性的ならではの反応。
アリアンに確認を取り、私の方がベッドの中心に座り、軽いアリアンの躰を抱き上げる。
「クルス??」
「そのまま膝立ちで‥‥
少々辛いかも知れませんが、この方が良いと思いました」
「‥‥対面座位だよねこれ?」
「ええ、そういう事は良く知っていますねアリアン??」
「うっ‥‥知識としてだよ‥‥
僕は‥‥知識の塊みたいなものだから」
「そうでしたね‥‥
ですが触れる事も、感じる事も出来ます、人と愛し合う事も‥
私はそれで良いと思います、その内居城の中を歩きますか、興味はあるでしょう?」
「っ!うんっっ!!」
嬉しそうに私に抱き付くアリアン‥
興味という点では私と同じ、それが居城か世界かの違いだけ‥‥そして話す事で、良い具合に躰の方も解れたよう。

