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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第35章 遺跡と遺物-自由への扉



致し方無いので乳首を少し強く噛めば、一度キュッと膣内が締まった後力が抜け、その隙に処女膜があった部分と恥骨部分だけは通り過ぎた。


鬼頭があの場所のままではアリアンが痛いだけ、そう思ったが故の判断‥
そのアリアンといえば、少しは楽になったのか、私にしがみ付いたまま荒い息を何度もしている。



「‥‥アリアン?」


「う‥‥動かないって言ったのに‥‥でも少し痛みが引いた‥‥」


「すみません、流石にあの場所ではアリアンが辛いと思いましたので‥
後は本当に慣れるまで動きませんよ」


「‥‥うん‥‥
‥‥‥ねえキスして‥‥クルス‥‥」


「‥‥‥ええ‥‥‥」


顔を上げたアリアンは、まだ辛そうだが、どことなく満足そうな優しい瞳‥
それに惹かれてキスを交わす、頬に手を掛け何度も何度も角度を変え唇を重ね合う。



「はぁんん‥‥これで一緒、クルスが何処に行っても一緒、そして‥‥‥」


「??
アリアン?」


「うんん、何でもない‥‥」


アリアンが止めた言葉、それは未来を示唆する言葉‥‥
私はこの時気付かなかった、アリアンが言いたかった事、それが私に取ってどれだけ重要だったのか。


遺物は未来を語らない、それ即ちアリアン自身も同じ事‥‥
アリアンは知っていたんです、私が世界に出れば1000年以上探し求めていたパートナーに出逢えると・・・・・


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