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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第36章 開け放たれた扉ー自由への翼

遺物が先だったのか、稀少種が先だったのか、それはもう誰にも分からない‥
ただCross selsは、この2つを守護する為に出来た組織‥‥今はかなり変わりましたが、基本的な事は何1つ変わってはいない。
「ハールマン、話した通りにローブを脱いで下さい、裸になった後に遺物に直接触れれば、続きはアリアンが導いてくれます」
「分かった」
何故シンプルなローブだったか?
それは脱ぎやすさを重視したが故‥
遺物には何も持ち込む事叶わず、これが昔からある不文律。
全てを脱ぎ捨てたハールマンが遺物に触れる、そうすれば遺物は更に光り輝き、光はハールマンを取り込み‥‥そしてハールマンごと光は消えた。
「‥‥後は待つだけですね‥‥
上手く行く事を願っていますよアリアン」
今回ばかりは私は先導役だけで、2人の事に関しては蚊帳の外‥
遺物から少し離れた壁に背を付けて座り、アリアンからの報告をただひたすら待つしか私に出来る事は無い・・・・・

