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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「ですが此処に置く訳には‥‥」
「無理でしょうね‥
気が向いたら、私が本部に捨てて来ましょう‥
そろそろ動きます、目的の人物に会ったら、一度折り合いを付けに本部に行く事になるでしょうから」
「本部遺跡へ‥‥」
「それまでは、此処に置くか娼館に戻せば良い事‥
それとルークには別件です」
「自分が??」
ずっと私に付き従っているという意識を少し離す為にも、今回の事は絶対に必要。
「昨日の調子では私が困ります、ひと月くらい普通の娼館で修行して来なさい」
「・・・・・えっ!?」
「二度同じ事を言わせるつもりですか?
女性に慣れなければ、これからの私の役に立つのは不可能、ですから無理にでも女性に慣れて貰います」
「しかしっ!」
「ひと月程、ルークが居ない方が都合が良いんです‥
・・・ナチ党に潜り込みます、勿論表舞台に出ない方法で・・」
「・・・・・・・分かり・・・ました・・・・・・・」
納得していないのは丸分かりだが、此処から先はイタリア人であるルークは邪魔になる。
少し食い込めば、ルークを潜入させる事は可能だが、今の所不確定要素が多過ぎるのが理由。