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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
パウリーネは一度娼館に戻す事にし、ルークは街でも比較的安全そうな娼館に突っ込んだ‥
これで私1人、お膳立てした身分と共に足が付くものは一切無い。
そして私は、一度中断したミュンヘン社交界に連日顔を出す事に‥
目的の人物‥指導者と呼ばれた男に会うには、これが一番可能性が高い。
(空いた時間で少し調べましたが・・)
アドルフ・ヒトラー
ナチ党議員でも、最近飛躍的に頭角を表し、指導者と呼ばれ、その鞭撻は周りを惹き付け頷かせる雰囲気があるそうな・・
そしてナチ党でも最右翼‥偏り過ぎた偏見思想の持ち主‥
ナチ党自体偏見主義だが、アーリア至上主義は指導者の力説。
(右翼を中央に‥これもなかなか大変な事‥‥)
この辺りに私の付け入る隙がある‥そう思っている。
Cross sels(クロスシールズ)は、独国王家に深い関わりを持つ‥
王家が表なら盟主や賢人は裏‥これで長い間バランスを取って上手くやって来た。
(・・・
今日も空振りですかね??)
前に会った、ハインリヒ・ヒムラーという人物が見当たらない‥
他からという手もあるが、あのヒムラーという男性が、一番指導者に近いような気がした為に探している。