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第3章 3

「いらっしゃい。亜美ちゃん。」

「実様…」

隆士の家のドアが開く。
亜美を受け入れるように、中に招かれた。

亜美は、直ぐに実様に抱きついて

「この日が待ち遠しかったです。」

抱きついた手に力を込めた。

「私もだよ。亜美。」

実様が亜美を抱きしめ返す。

実様は、亜美の髪を優しく撫でて指に絡めながら

「メールでも言ったけど今日はね、お客様がいっぱい来るんだよ。
亜美は、その方々をおもてなしするんだよ。
亜美のこのヤラシイ体なら、みんな喜んでくれるよ。」

亜美の耳元で言う。

「実様。亜美、おもてなしっててどうやってすればいいかわからない…」

「大丈夫。お手本もちゃんと用意してあるからね。」

「お手本？」

「あぁ。亜美なら出来るよ。」

「はい。実様が言うなら亜美は、頑張ります。
だから、実様を早く下さい。」