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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第27章 静かな日常と影
「ん……はぁ……んん…… 」

やっぱりこのキスで、こういう反応が見れる事を喜びを感じながら、

「お仕置き、何して欲しい…?」

と、聞きながらも、プチプチとブラウスを脱がせ、裸にして行く誠に

「もう、決まってるんでしょ…?」

とクスクス笑う。

(さすがだなぁ。ご名答。けど、これやるとクセになっちゃうって言うから、ほどほどにしないとなぁ…)

と、思いつつ、萌を全裸にした誠。

「タオル、何枚か借りて良い?」

と、聞く誠に

「へ?何すんの?あそこのタンスの二番目に入ってるけど…」

と、萌は部屋の隅にあるタンスを指差して言う。

(えーっと…二枚必要かな?)

と、持って来たタオルを一枚、萌の目を目隠しする。

「…ひやっ!もしかして…」

「もしかするとです。」

と言いながら、次にタオルで手首をベッドの上にくくらせ、跡がつかないように優しく縛る。


「ま、まこちゃ、そ、それで?」

ラブホで一度目隠ししながら、ローター責めはされた事があるものの、不安で仕方がない声色の萌。

実は昨日、紘に

「お前エロすぎだろ」

と言われながら、

「なっちゃんにはやらないの?」

と言い、顔を赤くした彼と一緒に、アダルトショップへ行き買ってきたシロモノがあった。

指サックだ。三つ買って来たこのシロモノは細かいブラシ状になっており、その後ろはイボがついている。

その中にローターを入れる事も可能らしく、説明書を見てみると、指サックに誠が持っているローターを入れても良いようだ。

なのでわざわざ昨日、家に帰り、ローターまで持って来た。

(わざわざお仕置きするためにようやるわ、俺も)

と、思っても、ムクムク股間が立ってくる誠。

ちなみに紘もローターは買ったが、夏子にはまだキスすらしていないらしい。

(ま、俺も人の事言えんけどね)

と、誰か聞いたら総突っ込みを入れられそうな事を思いつつ、計画を遂行する誠。
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