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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第27章 静かな日常と影
萌が、シフォンケーキの型にバターを塗り、種を型に流し、オーブンに入れる。

ローターが微量ならこれくらいは出来るようで、ただ、棚に置いてあった型を取り出した時に、スカートの中身が見えないようにしたり、動く時も胸が動いてしまうから、その服の刺激にも快感が走る。

ただ平常心平常心と、自己暗示をかけて、作り笑顔でリビングにて談笑が始まる。

「と言うか、紘くんと夏子ちゃん、いつからなのー?」

そんな美咲の言葉に

紘と夏子は顔を見合わせ赤い顔をして、

「に、二週間前くらい?」

ど、実に初々しく言う。

(私らの場合そんな初々しいのが無かったなぁ)

と、萌は内心苦笑いをしていると、その傍らで波留が

「いいさいいさ、俺だけ独り者……」

と、しょげてるのに、亮が

「そう言うのは突然現れるものだし!な?」

と、かなに顔を見合わせて言い

「そうそう、私らも結構突然だったよね」

と笑いながら言う。

カップルみんなそれぞれにストーリーがあるようだ。

「で?結局どっちが告ったの?」

と、萌の隣にいる誠が萌の内膝をなぞりながら、ニヤニヤした顔で紘の顔を見る。

紘は顔を赤らめながら

「お、俺です」

と顔を赤らめて言うのにさらに波留が面白がり

「なんて言ったのー?」

と、ニヤニヤして言ってるのに

「うっせぇ!バカヤロー!!」

と言う会話をしていた時

(私知ってるもんねー)

と、死角に座り、誰にも見えない位置に二人で座り、何度も振り払ってるのに、なぞられる為、諦めの境地に立った萌は、内腿から広がる快感をなんとか収めながら思い出していた。
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