この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第27章 静かな日常と影
どうやら、羞恥プレイの最中怒らせていたらしい。

誠は慌てて萌の目の前に片足をつき、にっこりと

「お客様?お待たせしました。お水でございます」

と、片手でガラスのコップに水を注ぐ。

本来なら飲み物を置くだけ。

だが家族で行った、レストランで、父親が頼んだ赤ワインをソムリエが注いでいたのを知っている誠は、その要領でペットボトルの水を注ぐ。

ちなみに本来ならばくるっとボトルを回し、ボトルの口を布巾で拭くものだが、500mlペットボトルだと水が出て来てしまうし、布巾がない為やらない。

「次は余ってるシフォンケーキ持って来て!」

ピクピク顔を引きつらせ

「シフォンケーキでございますね?少々お待ちくださいませ」

と、昼間作って、余りが出た、冷蔵庫で保管してあるシフォンケーキのラップを取り、ケーキを取り分け、生クリームも残っていた為、生クリームも皿に盛る。


誠も食べる為に二つ皿を片手で持ちながら、反対の手はフォークを持ち、萌の部屋に向かう。

こうなったら徹底してする。そう決めながら、萌の前に片足をつき、

「シフォンケーキでございます。中には私共自家製の餡が入っており、生クリームは大変なめらかと言う事で、他のお客様にも大変ご好評を頂いている一品でございます。どうぞご賞味くださいませ。」

と言い、ベッドサイドに二つ、カタンカタンと皿を置くと

「次は紅茶っ!!」

と言う声。

(ほ、本当に怒らせていたようだ)

と思いつつ

「こ、紅茶でございますね?カモミール、ラベンダー、レモングラス、アールグレイとお選び頂けますがどれになさいますか?」

と言うと

「アールグレイ!」

とのこと。

誠はヒクヒクヒクと顔を引攣らせながら

「あ、アールグレイでございますね。お湯を沸騰させるのに5分から10分程お待ち頂いでもよろしいでしょうか?」

「良い!!」

との答え。

アホみたいな格好で、アホのように萌に奉仕し続ける誠は

も、もう羞恥プレイなんかやらない。
でもやっちゃうかも……と、萌のDVDの件とおんなじような事を思いながら、全裸で萌に奉仕を続けていくのであった。




/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ