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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第28章 迫り来る影
「取り敢えず、警察には言ったわ…」

放課後、ゆうはみんなを集めてそう言った。

あれから、机は交換し、学校指定のものは家に二着予備を持っていた誠は新しいジャージを家から持って来る事になった。

誠は震える萌をぎゅっと抱き締めている。

「なぁ!これどうやって予防できんだよ!」

紘がダンッと床を蹴る。

「紘くん、抑えて…」

夏子は必死に紘を抑えて、波留が

「落ち着けって。紘…」

そう紘を宥める。

「あいつが出てこない限り、俺らもどうする事が出来ない…」

呟くように言う隆に美咲が

「取り敢えず、キャリアのサービスで、設定しちゃいましょう」

と言うのに、

「は、はい…」

と、誠はスマホを出し、あらかじめ登録しておいたサービスで、非通知が着信出来ないように設定する。

こうすれば、キャリアでストップがかかるため、誠に着信は来ることはない。

「あと、メールアドレスも変えておいた方が良さそうね……」

ゆうが言うのに

「ん。」

と、誠はメールアドレスも変える。


「発信源がどこか分かれば良いんだけど、話によると、キャリアで捜査は
出来ても、私たちには教えてはくれないみたいね…」

ゆうが言うのに誠は

「まっ、想定してた通りだからさ。俺もタクるとかタクるとか…どうしよっかぁ〜」

はははと言うから笑いを浮かべるのに

「大丈夫だって。俺らが守るから。」

波留が言う。

紘も納得はしていない顔で

「おうよ!任せとけ!」

と言うのに、

「ありがとな」

その一言しか言えない。

(取り敢えず、おじさんが教えてくれたものはポケットの中に突っ込んである。あとは…普通に過ごす…それだけだ…)

そう思いながら、解散することになった。

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