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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第28章 迫り来る影
小学二年生の頃、萌と誠を併せて7人で集まったかくれんぼ。
「いーち、にーい、さーん、しーい…」
鬼役の子が誠の家の柱に顔を向け、数を数えてるのに萌は慌てて隠れる場所を探す。
ちょうど、リビングの上に物置のような、物を収納するスペースの階段を上がった時、小さな声で
「こっちだよ」
と言う声。
どこだろう…探して見たら、目の前の物と物の隙間に隠れている誠の姿があった。
子どもは隙間と狭い所が好き…代名詞のようなものであるが、そこは、二人で隠れるのにも持って来いで、尚且つ、他の物に隠れるので、かくれんぼにはうってつけ。
しかし、鬼役の子の身長や行っても分からないスペースである為、鬼の役の子が来てドキドキしても、鬼の子は戻って行ってしまった。
萌は誠と顔を見合わせる。
「いつ見つけてくれるんだろうね」
そう言う誠に
「さっき来たから、もしかしたら時間かかっちゃうかも…」
と言う萌。
いつの間にか、ふわり…誠が萌の肩に寄りかかり寝ていた。
その髪の毛の感触が柔らかくていつまでも触っていたっけ。
(あの時は泣きながら鬼役の子が他の子と一緒に探したのもあって、ようやく見つけてくれたけど、後でまこちゃんのお父さんに怒られて散々だったなぁ〜)
そんな事を思ってると、
「なーに、笑ってるの?」
誠が萌の顔を覗きこんでみてる。
髪の毛で思い出してましただなんて、少し恥ずかしい萌は
「いつ起きてたの?」
と聞く。
「うーんと、2、3分前?わりぃ。一瞬寝てた」
と言いつつ
「萌ちゃんが笑ってたから、なに笑ってたか教えろー」
と、言う。
萌はもっと恥ずかしくなり、あと、ある期待感から
「恥ずかしいから教えない」
と言ったら
「えー?言ってよー」
と、下からルームウェアに手を忍ばしてくる。
(やっぱり)
と思いつつ
「教えない」
と、言ったら
「教えないとこうだぁ〜」
と、優しいタッチで、二本指で腹を行ったり来たりしていた手が、乳首を
きゅきゅと軽く掴んでくる。
「いーち、にーい、さーん、しーい…」
鬼役の子が誠の家の柱に顔を向け、数を数えてるのに萌は慌てて隠れる場所を探す。
ちょうど、リビングの上に物置のような、物を収納するスペースの階段を上がった時、小さな声で
「こっちだよ」
と言う声。
どこだろう…探して見たら、目の前の物と物の隙間に隠れている誠の姿があった。
子どもは隙間と狭い所が好き…代名詞のようなものであるが、そこは、二人で隠れるのにも持って来いで、尚且つ、他の物に隠れるので、かくれんぼにはうってつけ。
しかし、鬼役の子の身長や行っても分からないスペースである為、鬼の役の子が来てドキドキしても、鬼の子は戻って行ってしまった。
萌は誠と顔を見合わせる。
「いつ見つけてくれるんだろうね」
そう言う誠に
「さっき来たから、もしかしたら時間かかっちゃうかも…」
と言う萌。
いつの間にか、ふわり…誠が萌の肩に寄りかかり寝ていた。
その髪の毛の感触が柔らかくていつまでも触っていたっけ。
(あの時は泣きながら鬼役の子が他の子と一緒に探したのもあって、ようやく見つけてくれたけど、後でまこちゃんのお父さんに怒られて散々だったなぁ〜)
そんな事を思ってると、
「なーに、笑ってるの?」
誠が萌の顔を覗きこんでみてる。
髪の毛で思い出してましただなんて、少し恥ずかしい萌は
「いつ起きてたの?」
と聞く。
「うーんと、2、3分前?わりぃ。一瞬寝てた」
と言いつつ
「萌ちゃんが笑ってたから、なに笑ってたか教えろー」
と、言う。
萌はもっと恥ずかしくなり、あと、ある期待感から
「恥ずかしいから教えない」
と言ったら
「えー?言ってよー」
と、下からルームウェアに手を忍ばしてくる。
(やっぱり)
と思いつつ
「教えない」
と、言ったら
「教えないとこうだぁ〜」
と、優しいタッチで、二本指で腹を行ったり来たりしていた手が、乳首を
きゅきゅと軽く掴んでくる。