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第28章 迫り来る影

月曜日、ゆうは健太の車に乗り、病院に向かっていた。

唯が、事件の事を話をしたいと言ったからだ。

その前に警察からの事情聴取は受けたようで、警察は、犯人確定したとの連絡がゆうに入った。

（あぁ…この日が来て欲しかったけど、来て欲しくなかった…。後々に多分響くわ…これ…）


ゆうと健太は病院に入り、受付にて、唯の見舞いと伝える。

勿論取り乱した事を考え、看護師が面談室に一緒に座る事になった。

カシャッとドアが開き、唯が部屋に入って来た。

看護師も一緒で至極真剣な表情を浮かべている。

ゆうはまずは顔色がとても良い唯に

「顔色、すごく良いみたいね。良かった…」

と声を掛ける。

ポロポロと涙を流しながら

「先生、ごめんなさい…」

と言う唯。

「話し、してくれるわね？」

その言葉に唯はコクンと頷く。