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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第28章 迫り来る影
チュク…チュク…

音を立て、乳首をしゃぶりながらクリクリと反対の乳首も刺激する誠に

「は…はぁん…」

甘い吐息が漏れ、口の甲に萌は手を当てる。

「じっくり舐めたい所なんだけど、時間なくてごめんな…」

そう言いながら、誠はパンストを下げ、クリトリスをチロチロと刺激し始める。

「美味しいな…お前のクリトリス…」

味わってるかの様に大切に舐められてる様な感じがして、

「ああっああっ」

萌の体が昂ぶっていくように感じる。

チューといつものようにクリトリスを吸い込まれ

「はっあっん」

いやいやするようにしていると、指サックを付けた誠が膣口を擦り付ける。

「あ…はぁ…あぁぁんあぁぁんっ」

ビクンっと体を痙攣させるのに構わず、摩擦をまた強くする。

とてつもない快感が襲い

「あああああっ!!」

ビクンビクンビクンッと痙攣する萌。

レロンレロンとクリトリスばかり刺激を受け、萌は気が狂いそうになった。

「はぁはぁ…」

吐息を漏らす萌に、

「ごめん、時間なくて、ホントは優しくしたかったのに…」

と言いながら、ペニスにゴムを付ける誠。

向かい合わせになり、誠のペニスに萌は乗る。

「萌…あったかい…」

そう言いながら、深いキスをする誠。

グリグリしながら、座椅子が狭い分大変で、感じあった、寒い待合室での思い出は、これからの萌と誠にとって、忘れられない出来事になった。






その後、ブラジャーを付け、パンティを履きで、手を繋いで歩いていた二人。

教室に入り、波留が

「おはよー土曜あれからどうだっ…」

と言う言葉を萌は慌てて口を塞ぐ。

誠が

「波留…お前がアレを選んだってな…」

と、ふるふる拳を握りしめ、萌は

(喧嘩勃発かっ?!)

と、おもったのだが

「良くやってくれた…!!」

と波留に握手を求める誠に

「あとでアイス買ってくれんなら良いよ」

と、淡々と返す波留。

「あんなに雪積もってんのにアイス食うんかっ!」

と言う誠に

「寒い時に冷たいアイスもうめぇんだよ!」

と、変な所で喧嘩勃発をしそうな二人を止めようとした萌。

しかし、違う所で、もっと異様な雰囲気を醸し出してるのがもっと問題だと言う事に気が付いた。

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