この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第28章 迫り来る影
夏子と紘だ。

何故か夏子は泣きそうな表情を浮かべ、紘が仏頂面になってるのに気付いた萌は、

「ど、どうしたの二人共?」

と聞いた所

紘がツカツカと波留を廊下に出し、

「夏子に変な事教えるなー!!」

と、怒鳴っていた。

びくびくした萌は夏子に

「ど、どうしたの?なっちゃん」

と聞いた所

「ふぇぇんやっちゃったよー」

と、泣きつく夏子。

話を聞いてみると二人は初体験がまだで、あの時ピンクの同じ柄のベビードールを買った夏子は、かなに言われたことを実践したらしい。

「そしたら、すごく機嫌悪くなっちゃって…」

萌はそれで怒るのも少し小さいのでは?と思ったが、コソコソ3人で話してるのを良く良く聞いてみると、

「なっちゃんのベビードールは俺が選ぶのっ!」

「したら萌のベビードールだってこいつが選んだぜ?」

と、違う次元の話だったらしく、

ポンポン夏子の肩を叩きながら

「大丈夫。まこちゃんも今度一緒にベビードール選びに行くって言ってたし。多分それで紘くんが怒ってるだけだと思う…」

と、夏子の告白と同じようにちょっとズレた所で怒ってるだけだと話をしたところ

「よ、よかったぁ……」

と胸を撫で下ろす夏子。

(そのうち、私とおんなじようになるわよ…)

と言う言葉はなんとなく言わないでおこうと思った。

「しかし平和な3人ね」

と、萌は呟くように言う。

誠単体だと、ダメージを食った時は派手に落ち込んでる姿をここのところ良く見てる為、三人でいると気が紛れるんだろうな…と、萌は思った。

(支えてるのは私もだっつーの!)

萌は誠にそう思っていたが、その誠がどれだけ萌を大切に思っているかをこれから出遭う事件でありありと分かってしまうのであった。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ