この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第30章 甘える誠
「萌、メシは?」

誠の言葉に、どっさりとコンビニで買った食べ物を出す。

「…明日の夕方位まではここにいるから」

と、言う萌に、誠はきらきらした顔を見せ

「やった!萌と一緒に寝れるっ」

と言う言葉に

(簡易ベッド用意してもらってるんだけど、多分これじゃまこちゃんのベッド行き間違いないなぁ…)

と、苦笑いしつつ、コンビニで買ったおにぎりと、お惣菜を出し、食べようとすると、パカッと誠は口を開ける。

「え?どうしたの?まこちゃん?」

そう聞いたら

「俺にも食べさせて」

と言う言葉が返ってくる。

「まこちゃん!左手でも食べれるように、スプーン用意されてるよね?!」

萌が叱ると

「今日だけ…お願い…」

と、また誠のお願い攻撃が炸裂する。

(もぉ…本当に甘えたいみたいね…)

と、いつもは見せない、甘えたがりの誠を見て、多分寂しかったんだろうなと考えた萌は

「分かったわよ…」

と、ため息を吐きながら、自分のご飯を食べつつ

「はい、あーん」

と、食事を誠に入れる事にした。

すると誠はポンポンとベッドを叩く。

「へ?どう言う意味?」

萌が聞くと

「萌もここに乗って一緒に食べるの!」

との答え。

「…いやいや、ゆっくり食べたいでしょ?」

と聞いたら

「俺はふっついて食べたいのっ!!」

と言う誠。

(ああ…きっとまた駄々を捏ねられるんだろうなぁ)

と、心中諦めが漂った萌は

「分かった…分かりましたよ…」

と言い、ベッドで靴を脱いで、誠のベッドの中に入ると、誠は萌を寄りかからせるようにし

(近くで食べさせると、やりにくいよぉ…)

と思う萌とは反対に、

パクと、スプーンにある食べ物を屈んで食べる誠。

萌もその間におにぎりをぱくりと食べながら、誠が食べ終わったら口を開く為、その度に食べ物を誠の口に運ぶ。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ