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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第30章 甘える誠
「味噌汁は自分で飲んでね」

と言いながら、萌が物を咀嚼して、嚥下をすると、誠は口を開くものだから、
(よく見てるなぁ…)

とも思いつつ、

「私のペースで食べてたら、お腹が落ち着かないんじゃないの?」

と、聞くと

「萌に食べさせてもらうのが目的だから良いのっ!」

との答え。

要は萌に甘えたくて甘えたくて仕方がないのだ。

(もう…仕方がないなぁ…)

と思ってしまう。

付き合ってからも羞恥プレイやらなんやらたまぁに萌を怒らせる事をするが、それ以外は全くの無害。

料理を作れば基本的に茶碗は洗ってくれるし、授業の内容はその日の内に復習がてら教えてくれる。

などなど、基本的に萌を引っ張ってくれている為、こう言う時の反動はでかいと、脳内の誠の生態取扱説明書に書き込んだ萌は

「よし、食べ終わったから配膳庫に戻して来るね」

と言った所

「行っちゃうの…?」

と、悲しい表情を浮かべる誠に

「待たせてたら、配膳庫が行っちゃうからね?その後ゆっくり触って良いから、ちょっと待ってて」

と、萌が言うと、キラキラした表情で

「うん!!」

と、頷く誠。

(た、退行してる……)

と、思いつつ

(まぁあんな事件があった後だからね、それもしょうがないか…)

と、思いながら配膳庫にお盆を下膳し誠の病室に戻る。

そこに待ち受けていたのは、目をキラキラしながら、左手のみを開く誠で、

(あー…こりゃ行かないと本当にダメなヤツだ…)

と思った萌は、

「お待たせー」

と言いながら、誠のベッドの上に座り、靴を脱いで、そのまま誠によりかかる。

テレビを見ながら、布団を腰まで被り、

「はぁ…」

と吐息を漏らしながら、チュクチュクと耳朶を舐めている誠に

「…ふっあ…」

吐息を漏らす萌。

誠が

「萌のブラジャーはずしても良い…?」

と、吐息混じりな声で聞かれ

「や、カテーテル入って痛くなんないの?しかも左手で…」

と言ってる傍からブラジャーがプツン…と外される。



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