この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第31章 戦士達の再会
あっと何か気付いた様に萌は言う。
「まこちゃん、明けましておめでとう。」
誠は
「こんなトコでこんな挨拶もなんだけど…今年もよろしくな…」
と言って、コツン…と額と額をぶつけた。
ふふふ…二人で笑みが込み上げる。
こんな状況でも二人で新年を迎えられた…。
しかもずっと見て来た相手と、こんな風に。
そう思うと、幸せな気分になる。
「初詣、まこちゃんの分までする?」
と、萌。
「行くのか?」
そう聞くと、
「うん。紘くん達と。厄払いのお守りもらってこようか?」
ニシシと萌が笑う。
誠は少し考えて
「んー…退院したら、萌と行きたいかな。萌付き合ってくれる?」
と言う言葉に、萌は嬉しそうな顔で
「うん!!」
と、言う。
(あーもーこの顔。この顔なんだよ…。俺が一番見たい顔…)
誠が言う事に笑ってくれたり、怒ってくれたり、嬉しい顔をしてくれたり。
(これからは刺された時みたいに、悲しい表情だけはさせたくない)
ーー『お願いっ!早く来て!早く来てぇぇ…』
ボロボロと涙を零しながら、出血を止血していた萌の表情。
あの時、止血する萌の手は、誠が萌と知り合った時から今までを振り返って見ても、今までに無いくらい力強いもので、意識があっても何も話せない状態の誠に金切り声で誠を呼ぶ声は、誠の心に大きく響き渡っていた。
左手で、ギュッと引き寄せた手を力を込め
「今年から絶対悲しい思いだけはさせないから…」
そう呟く誠に
「…ん。」
萌は真面目な顔で言った。
「と言う事で、少し時間があるので…エネルギーチャージ…」
ジーッとルームウェアのジッパーを下げ、タンクトップをあげる誠に
「まこちゃ…ちょっ」
と言う時にはチュクチュク…と口で、萌の胸を含んでいた。
「んっ…はぁ…」
萌は体を仰け反らせる。
気持ち良い所は半年で知り尽くした。
嫌な事も悦ぶ事も全部。
「まこちゃん、明けましておめでとう。」
誠は
「こんなトコでこんな挨拶もなんだけど…今年もよろしくな…」
と言って、コツン…と額と額をぶつけた。
ふふふ…二人で笑みが込み上げる。
こんな状況でも二人で新年を迎えられた…。
しかもずっと見て来た相手と、こんな風に。
そう思うと、幸せな気分になる。
「初詣、まこちゃんの分までする?」
と、萌。
「行くのか?」
そう聞くと、
「うん。紘くん達と。厄払いのお守りもらってこようか?」
ニシシと萌が笑う。
誠は少し考えて
「んー…退院したら、萌と行きたいかな。萌付き合ってくれる?」
と言う言葉に、萌は嬉しそうな顔で
「うん!!」
と、言う。
(あーもーこの顔。この顔なんだよ…。俺が一番見たい顔…)
誠が言う事に笑ってくれたり、怒ってくれたり、嬉しい顔をしてくれたり。
(これからは刺された時みたいに、悲しい表情だけはさせたくない)
ーー『お願いっ!早く来て!早く来てぇぇ…』
ボロボロと涙を零しながら、出血を止血していた萌の表情。
あの時、止血する萌の手は、誠が萌と知り合った時から今までを振り返って見ても、今までに無いくらい力強いもので、意識があっても何も話せない状態の誠に金切り声で誠を呼ぶ声は、誠の心に大きく響き渡っていた。
左手で、ギュッと引き寄せた手を力を込め
「今年から絶対悲しい思いだけはさせないから…」
そう呟く誠に
「…ん。」
萌は真面目な顔で言った。
「と言う事で、少し時間があるので…エネルギーチャージ…」
ジーッとルームウェアのジッパーを下げ、タンクトップをあげる誠に
「まこちゃ…ちょっ」
と言う時にはチュクチュク…と口で、萌の胸を含んでいた。
「んっ…はぁ…」
萌は体を仰け反らせる。
気持ち良い所は半年で知り尽くした。
嫌な事も悦ぶ事も全部。