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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第31章 戦士達の再会
萌の髪を眺めている内に、ゆうが入って来た。

自己紹介を、クラスメイトがしてる中、萌が自己紹介をしていて、それが終わった後、萌が小声で振り向き、

「ねぇねぇ、高辻くんの名前って、春生まれだからなの?」

いつも言われる質問。波留はフッと笑いながら

「んいや、9月。父さんが母さんにプロポーズしたのが海辺だったから、波留なんだって」

そう言うと

「へぇ、ロマンティック…」

こそこそと話す萌に見惚れながら

「高橋…さんは?」

と、聞いた。

「私は、生まれた時が早朝で、お母さんが眺めていた病院の庭がすごく綺麗だったから、萌。」

波留は

「誕生日は自然が凄く綺麗な季節って事?」

と聞くと

萌は

「そう、6月。」

と言うのに、波留が

「すごく、可愛い名前だね」
と言った。

萌は嬉しそうに、

「ありがとう」

と言う。

波留の短い恋の始まりだった。

その頃は、席が前と後ろで良く萌と話してた。

それよりもっと誠は萌に話かけていて、

(何こいつ)

それが、誠の第一印象だった。


誠や紘と、友達になったのは、体育の時の身体測定の時。

「お前のふくらはぎ、めっちゃメキメキしてんな。」

そう、誠に言われて、誠の第一印象が悪い波留が

「俺、サッカー部だし。」

つっけんとんに答えると

「うわ、サッカーやって、こんなにムキムキってすごい頑張ったんじゃねーの?」

と言う言葉に、気を良くした波留が

「MFだもん」

と言う。

中学時代、冷静な性格から司令塔にと、顧問に直々に頼まれた。
シュートは決めなくても、DFやFWに、どこが抜け道かボールを送り、シュートが決まる快感。

あれがたまらなく気持ちいい。

誠が、

「うわっ熱ちぃっ!センタリングとか決める時ヤバイくらいカッコいいポジションじゃんっ!すげぇっ!!」

そんな言葉に、

(こいつと結構うまく行きそうかも)

なんて考えて、波留も誠の体をしげしげと眺めて

「お前こそ上腕二頭筋やばくね?」

そんな言葉を誠に投げかける。

「俺は力強いドラム叩きたいから自主的に筋トレしてんだ」

その言葉にいつもは冷静な波留が興奮状態になり、

「へぇ!マジか!何回やればこんなくっきりするの?」

そんな筋肉の話から、

「俺も入れてくれー」

と、紘が入って来て、三人でツルむようになった。
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