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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第32章 退院後はメイド姿で
レジで支払いを終え、紘達の元に戻って来ると、夏子が

「紘くーん…そんなの私着れないよぉ〜…」

と、騒いでいた。

紘が取り出してみるのが、OL風なのに、下が際どいハイレグになっているものだとか、教師風なのに下が際どいハイレグで、下にガーターベルトが付けれるもの…と言ったものばかりだったからだ。

「…や、お、俺もこんなん着せられない…」

と、紘がぼやいているのを、誠は萌とベビードールを選んだ場所を指を指し、

「あそこなら、もうちょいまともなのあるよ?」

と言う。

実際、話を聞いてる限り、夏子の淡いピンクのベビードールも無難な線だし、夏子が着れば可愛いと思うのだが、波留が選んだデザインって言うのが気に食わないのだろうな。

と、誠は思った。

ちなみに、萌は二人の邪魔をしたくないのか、同じコーナーにはいるが、ベビードールや下着を見ているが、話に参加してなかった。

「お待たせ」

誠が言うのに

「ま、まこちゃん、何でこんなランジェリーショップ知ってたの?」

と、顔を赤らめて言う。

誠は

「ん?インターネットで調べたら出て来たんだよ?」

と言いながら、紘と夏子を待つ。

萌は新しい下着が欲しかったみたいだが、探すものがみんな際どいものばかりで、断念をしたらしい。

紘達も決まったらしく、レジを済ませ、波留に連絡を取る。

波留はゲームソフト売り場で、ピコピコと新しいゲームのプレイをやっていて、子ども達に

「うわぁ…強ええ…」

と、囲まれていた。

「待たせたな」

波留に言うと、

「なんも?」

と、淡々とした表情を浮かべている。

誠は、波留が萌に淡い恋心を抱いている事は知っていた。

波留が萌と話す時の目がそうだったからだ。

けれど、身体測定の時、波留の体に興味を持った誠が、波留に話かけて、波留とは親友のような関係になった。

そう思うと、何故か心苦しくなる。

人の恋路を邪魔したと言う罪悪感があるし、

(反則な事してたよな…)

と言う自覚もある。

けれど、波留は気にする事なく、こちらが怖いくらいに噂を広め、誠の側にいるのが嬉しくて仕方がないと言った表情を誠に浮かべる時があり、複雑な胸中な時もあったけれど、誠の側にいてくれると言う事が凄く嬉しかった。
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