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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第32章 退院後はメイド姿で
「まぁ、ここら辺の地域は、どう足掻いても雪が積もる地域なんだし。今から思えば、あんなにピリピリしてたのも笑えるよな」
と、懐かしそうに誠が言うのに、
「そうだな」
と、波留が笑う。
萌は二人の会話を心地よさそうに聞き、誠の腕を掴みながら、フランクフルトをはふはふし、食べている。
(ホント美味しそうに食うヤツ…)
フ…ッと笑い、フランクフルトに付いていたケチャップが萌の唇の端に付いてるのを発見し
「付いてるよ?」
と、指でケチャップを拭い、唇に運ぶ。
萌はそれだけで、顔が赤くなり、
「あ、ありがと」
と、ニット帽を直しながら呟いた。
(ホント、可愛いヤツ…)
クック…と、笑いを堪えていたら、紘と夏子と波留が、
「へー」
「はー」
「ふーん」
と、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
誠はゴホンと咳払いをしつつ、
「これから、どうする?」
と聞く。
紘が
「お二人の邪魔をしたらいけないので、帰りましょー!」
と言う一言で、顔を真っ赤に染めた誠と萌を尻目に、電車で萌の最寄り駅に着き、萌の家まで送った三人は
「じゃあ、また新学期なぁ〜」
と言って、帰って行った。
「ホント私達…」
「良い友達、持ったよな…」
そんな風に言いながら、手を繋ぎ、萌のアパートに入る。
あれから、保護者間で、ゆうを交えて話合った結果、朝は早苗が萌と誠を送るようにし、帰りはどうしても時間がみんな合わないため、誠の入院の時に言ってたように、集団下校をすることになった。
バイト帰りも、早苗が迎えに来て来れるとのこと。
本当は男性の方が良いのでは?と言う意見が上がったらしいが、皆、誠が帰る時間はまだ仕事をしている。
保護者間の間でも項垂れる今回の事件は、また、新学期に緊急の全校集会が開かれるらしい。
話によると、当面部活動はまだ出来ないとのことで、高校のカリキュラム上、これ以上昼までの授業になってしまうと、春休みが無くなってしまうため、六時間授業のままにするらしい。
ちなみに冬休みに補習を入院により受けれなかった誠は、春休みに…と言われている。
と、懐かしそうに誠が言うのに、
「そうだな」
と、波留が笑う。
萌は二人の会話を心地よさそうに聞き、誠の腕を掴みながら、フランクフルトをはふはふし、食べている。
(ホント美味しそうに食うヤツ…)
フ…ッと笑い、フランクフルトに付いていたケチャップが萌の唇の端に付いてるのを発見し
「付いてるよ?」
と、指でケチャップを拭い、唇に運ぶ。
萌はそれだけで、顔が赤くなり、
「あ、ありがと」
と、ニット帽を直しながら呟いた。
(ホント、可愛いヤツ…)
クック…と、笑いを堪えていたら、紘と夏子と波留が、
「へー」
「はー」
「ふーん」
と、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
誠はゴホンと咳払いをしつつ、
「これから、どうする?」
と聞く。
紘が
「お二人の邪魔をしたらいけないので、帰りましょー!」
と言う一言で、顔を真っ赤に染めた誠と萌を尻目に、電車で萌の最寄り駅に着き、萌の家まで送った三人は
「じゃあ、また新学期なぁ〜」
と言って、帰って行った。
「ホント私達…」
「良い友達、持ったよな…」
そんな風に言いながら、手を繋ぎ、萌のアパートに入る。
あれから、保護者間で、ゆうを交えて話合った結果、朝は早苗が萌と誠を送るようにし、帰りはどうしても時間がみんな合わないため、誠の入院の時に言ってたように、集団下校をすることになった。
バイト帰りも、早苗が迎えに来て来れるとのこと。
本当は男性の方が良いのでは?と言う意見が上がったらしいが、皆、誠が帰る時間はまだ仕事をしている。
保護者間の間でも項垂れる今回の事件は、また、新学期に緊急の全校集会が開かれるらしい。
話によると、当面部活動はまだ出来ないとのことで、高校のカリキュラム上、これ以上昼までの授業になってしまうと、春休みが無くなってしまうため、六時間授業のままにするらしい。
ちなみに冬休みに補習を入院により受けれなかった誠は、春休みに…と言われている。