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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第32章 退院後はメイド姿で
先ほどまで顔を赤くしていた萌が、ニヤニヤしながら、動揺している誠を見ている。

誠はそれに悔しさを覚え

(こ、これはお守りなんだお守りなんだお守りなんだ)

と、言い聞かせ、

「ふーん…まずはありがとう…。でも、これは、波留くんと萌ちゃんの策略かなぁ〜…?」

と、萌が持っていたお守りを袋から取り出し、キーケースに付ける。

「えええ、えーとですねぇ…」

と、萌の方が少しずつ後退りをしている所を壁際まで追い詰め

「…萌ちゃん。僕がお人形が大っ嫌いな事知ってるよね…」

と、耳元で囁く。

誠が夜の雛人形にまで恐怖心を抱いている事を知っている萌は

「は、ははははい!知っております知ってました!はい!あははははは!!」

と、言うのに

「しかも一緒にお風呂に入ろうか…って言った時に、これ渡したってことは…」

と、言いながら、萌のスカートの中のパンストの上から、太ももをなぞり

「お仕置きをしてもらいたいって解釈で良いよね?」

と言う誠に、

コク、コクと頷く萌。

「言葉で言って?」

囁くように言う誠に、萌がしばし黙りながら

「いいいいっぱいお仕置きしてもらいたいです」

と、俯きながら言う萌の顎をグッと持ち上げ

誠は萌に深いキスをする。

壁に押し付けながら、チュク…チュク…と、萌が反応をする所を何度も念入りにやって舌で口蓋を犯して行く内に

「あ……う……」

ガクガクと足を震わせ、沈み込みそうになる萌を

「今お風呂のお湯入れるから待ってて」

と、リビングに萌を萌の家のお風呂にお湯を入れに行く。

ジャーッとお湯を全開に出し、ソファに座っている萌をソファに押し付けながら、また萌の歯茎や口蓋…気持ち良い所を何度も入念に刺激して行く内に、
「ふ……はん……」
足をもじもじさせながら、ピクンと痙攣する萌。
「ふふ…パンティの中が楽しみ…。でも今日はいっぱいいっぱい焦らしてあげる……」

耳をチュッとした所、

「はぁんっ」

と痙攣する萌。

今までは早苗も使うからと思い、一緒にお風呂は入ってなかったけれど、今日は特別。

お風呂を半分くらいで止め、誠はこっそり買って来ておいたアロマキャンドルの蓄えから、サンダルウッドの香りを持って来て、萌に

「お風呂入ろ?」
と、萌の胸を服の上からもみ上げ、ベビードールが入っている袋を持ち、脱衣室に行く。

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