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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第4章 話し合い
(さぁぁ〜どーすっかな。まぁ、毎日送り届けているけど、問題は水曜日の夜だ…)

バイトの指定曜日は水曜日の夜、土日の夜にし、勉学優先で通している。


吹奏楽の練習教室はパート毎に練習するが、リズムの要の打楽器はソロで練習したあと、全体練習前にメンバーが集結して、ダビングをしたMDを使って、調整に図る。

昼間ゆう先生の言葉が気がかりで、悶々とするため、部活の時間、主にドラムパートをしている先輩である佐久間亮のところに行き、

「叩いて良いですか?」

と、聞いた。

「おー良いぞー。」

「やった!」

と、誠は自前のスティックを鞄から取り出した。

なんなくOKを貰ったので、ドラムの椅子に座り、MDを聴きながら、ドラムに集中する。



(わぁ…久々だ…いつもパーカッションとかやってたし…。)

そう思いながら、

「MD掛けてもらっても良いですか?」

と、亮にお願いしてMDを掛けて貰う。

今回もジャズ。

(ゆうちゃん、もしやジャズ好き?)

と、思いながら、

ツンツンツンツンと、スティックでイントロを掴み

♪タンットタッタタンタンットタッタタンタンットタッタタンタンットタッタタン

と、スネアドラムを叩いていく。

違う楽器がリズムに合わせたタイミングで入ってくるから

(うし、完璧。)


最初から合わなくて苦労したもんだ。

この曲はドラムが最初目立つ曲で、中学校の時、嫌っていうほど練習した曲だ。



リズムに乗って弾いてくと段々と不穏な気持ちから抜け出せていけそうな気がする。

(あー、気持ち良い〜〜!!)


そう思いながら最後のシンバルを響かせるように叩き、手で止める。

近くで見ていた、誠の演奏を亮は

「お前、やっぱりうまいなぁ〜…」

と、拍手をして言った。

「や、この曲は中学の時に必死こいて練習した曲なんでうまく聞こえるだけです…」

誠は謙遜する。

「いや、でもそんなうまく俺弾けないもん。やっぱこの際俺とチェンジしようか。」

「先輩、来年で卒業じゃないですか…、俺は補欠で良いっす」

そんな会話をしていたら
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