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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第4章 話し合い
「もーう。お前、ほんっと…頭が良いと思ってるのに、そういう所ツメが甘い」

と、言った。

誠は

「…はぁぁぁぁ〜」

がっくし項垂れてため息を吐く。

「大好きな大好きな萌ちゃんとの時間をそうやって、簡単に人に暴露すんなよ」

「ですよねぇ…。俺と萌、三日一緒にいたんすけど、7回もセックスしちまって…」

「はぁぁぁ〜?!7回ぃぃぃ〜!?
よくお前保つね。いやホント何、お前絶倫だったの?」

「な、なんか、萌見てるといつの間にかムラムラするっていうかなんと言うか…」

「もしや、知り合って11年の代償ってヤツ?」

ニシシと笑う亮。

「多分、なんか、こう、突破口を超えた?ん?よく分からない…」

「いやさ、付き合いたてで、イチャイチャしたくなるとか、ふっつきたくなるとか分かるけどね?
俺だって、彼女とそうだし。」

「せ、先輩彼女いたんすか?!」

「いましたよ、失礼するわねー」

亮は何故か女言葉を使う。

「何年くらい?」

「んー…中3の時だから三年経つのかー。早いなぁ。」

他校なんだけどね。

と、亮は言った。

「三年経っても、やっぱそんな感じ?」

「そうだね。俺、あいつの事大好きだもん。」

亮は優しげな顔をする。

「今度ダブルデートでもしちゃいます?」

にししと笑う誠。

「良いねぇ。そう言うの好き。」

亮は答えた。

「今度、遊園地行きますか。」

と、誠は言った。

「良いねぇ。あいつも喜ぶよ。言っとく。」

誠と亮は顔を見合わせて笑った。


「それはそうと…ちょっと相談したい事あるんすけど、良いですかね?」

「ん?何?」


ゆうに言われたもう一つの事を亮に言った。
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