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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第4章 話し合い
部活の途中、誠はゆうを音楽準備室へ呼び出していた。
「ちょっと、その場に居合わせていた亮先輩には悪いけど、亮先輩や丸山先輩とか、紘や波留…あと、いっつも萌と一緒にいる夏子にも萌の護衛、お願いすることにしたよ。」
ゆうは、
(まこちゃんはどうするのだろう)
と、思い
「あなたは大丈夫なの?」
と、聞いた。
「や。俺は伊達に鍛えてないし。萌に負けないように、もしその時が捻り潰すよ。」
誠は痴漢を自分だと見破った時に萌が自分にやった行動を思い出したみたいで、笑いながら言った。
「でもっ!」
「だーいじょうぶだって!!…ゆうちゃん、心配しないで?俺大丈夫だから…。
それに、襲われたって、小さい時みたいに血が止まんないって事もないと思うしさ!」
「まこちゃん、それとこれは別よ…。」
そう言うゆうに、誠は優しげな顔をして
「まず、俺を萌に守らせて?
いざって時はさ!紘とか波留、みんな協力してくれるし!
…警察もいるしね…。
じゃあ、部活に戻るから!」
誠はそう言い、音楽準備室を出る。
ゆうは誠の気迫に押され
「分かった。」
そうは言ったけど…。
(まこちゃん、本当に大丈夫なの…?)
ゆうはゾクッとする不安感に襲われる。
(勘が外れますように…。)
ゆうは祈り続けていた。
あと……
(萌ちゃんに言っておかなきゃ……
完全プライベートだけど…いいや、校内放送しちゃお。職権乱用だ。)
そう思い、ゆうは校内放送が出来る職員室に向かった。
「ちょっと、その場に居合わせていた亮先輩には悪いけど、亮先輩や丸山先輩とか、紘や波留…あと、いっつも萌と一緒にいる夏子にも萌の護衛、お願いすることにしたよ。」
ゆうは、
(まこちゃんはどうするのだろう)
と、思い
「あなたは大丈夫なの?」
と、聞いた。
「や。俺は伊達に鍛えてないし。萌に負けないように、もしその時が捻り潰すよ。」
誠は痴漢を自分だと見破った時に萌が自分にやった行動を思い出したみたいで、笑いながら言った。
「でもっ!」
「だーいじょうぶだって!!…ゆうちゃん、心配しないで?俺大丈夫だから…。
それに、襲われたって、小さい時みたいに血が止まんないって事もないと思うしさ!」
「まこちゃん、それとこれは別よ…。」
そう言うゆうに、誠は優しげな顔をして
「まず、俺を萌に守らせて?
いざって時はさ!紘とか波留、みんな協力してくれるし!
…警察もいるしね…。
じゃあ、部活に戻るから!」
誠はそう言い、音楽準備室を出る。
ゆうは誠の気迫に押され
「分かった。」
そうは言ったけど…。
(まこちゃん、本当に大丈夫なの…?)
ゆうはゾクッとする不安感に襲われる。
(勘が外れますように…。)
ゆうは祈り続けていた。
あと……
(萌ちゃんに言っておかなきゃ……
完全プライベートだけど…いいや、校内放送しちゃお。職権乱用だ。)
そう思い、ゆうは校内放送が出来る職員室に向かった。