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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第9章 偽彼作戦
その週の土曜日、誠と萌は、美咲と隆の決戦の場に来ていた。
「お待たせしました!白燐堂オリジナルパフェでーす!!」
50センチほどの長さのガラスの上にこんもり生クリームがかかり、チョコレートソース、フレーク、何点かアイスが盛り付けられており、ガラスの中にはキウイやイチゴと言ったフルーツが生クリームの中に埋もれている、萌が「食べたい!!」と言い張った巨大パフェが、店員の手によって、誠と萌がいるテーブルにどさりと置かれる。
「うわぁいっ!!」
と、顔を輝かせて、長いスプーンを持ち、生クリームを食べている萌に誠は
ググッと胸焼けがする。
ちなみに、もう一つ長いスプーンを用意されているが、誠は辞退し、コーヒーのみに留めている。
(み、見ているだけでお腹いっぱい……しかも昼にハンバーグ食ってるのに、この子ってば、何故こんなにお腹に入るの……)
ゾゾッと悪寒がする。
悪寒がしている誠を尻目に、バクバク、パフェを食べている萌は、誠を見つめ、
「ねぇ、ホントに良いの?」
と聞く。
「な、何が?」
思わずぎっくんとして、誠は萌に問う。
「パフェ食べなくて。」
「い、いや、大丈夫。もうお腹いっぱいだから」
と言う誠に対して、萌は不思議な顔をして
「そーお?」
と言いながら、それはそれは幸せそうな顔をして、またパフェを食べ始めた。
(ホント美味しそうに食ってらー…ちょい食べたくなって来た…けど、その前に)
と、誠の後ろのソファに座る隆と美咲を横目でみる。
同じソファに座った二人は無言のまま、水や注文したコーヒーに手を付けず、件の人を待っていた。
誠は、件の人が逆上するのを隆が留めきれなかった時の為の護衛。
(萌が巨大パフェ食べたいって言ってくれて助かったかも…。場所すんなり決めれたし…)
都心部にある、この喫茶店は件の人と待ち合わせをするに丁度良い場所だった。
「お待たせしました!白燐堂オリジナルパフェでーす!!」
50センチほどの長さのガラスの上にこんもり生クリームがかかり、チョコレートソース、フレーク、何点かアイスが盛り付けられており、ガラスの中にはキウイやイチゴと言ったフルーツが生クリームの中に埋もれている、萌が「食べたい!!」と言い張った巨大パフェが、店員の手によって、誠と萌がいるテーブルにどさりと置かれる。
「うわぁいっ!!」
と、顔を輝かせて、長いスプーンを持ち、生クリームを食べている萌に誠は
ググッと胸焼けがする。
ちなみに、もう一つ長いスプーンを用意されているが、誠は辞退し、コーヒーのみに留めている。
(み、見ているだけでお腹いっぱい……しかも昼にハンバーグ食ってるのに、この子ってば、何故こんなにお腹に入るの……)
ゾゾッと悪寒がする。
悪寒がしている誠を尻目に、バクバク、パフェを食べている萌は、誠を見つめ、
「ねぇ、ホントに良いの?」
と聞く。
「な、何が?」
思わずぎっくんとして、誠は萌に問う。
「パフェ食べなくて。」
「い、いや、大丈夫。もうお腹いっぱいだから」
と言う誠に対して、萌は不思議な顔をして
「そーお?」
と言いながら、それはそれは幸せそうな顔をして、またパフェを食べ始めた。
(ホント美味しそうに食ってらー…ちょい食べたくなって来た…けど、その前に)
と、誠の後ろのソファに座る隆と美咲を横目でみる。
同じソファに座った二人は無言のまま、水や注文したコーヒーに手を付けず、件の人を待っていた。
誠は、件の人が逆上するのを隆が留めきれなかった時の為の護衛。
(萌が巨大パフェ食べたいって言ってくれて助かったかも…。場所すんなり決めれたし…)
都心部にある、この喫茶店は件の人と待ち合わせをするに丁度良い場所だった。