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人型~ドール~
第3章 新人モデル沢木馨
最近モデル業界を牛耳り始めた1人の有名モデル彩奈さやかに対し、ネットやモデル業界では密かなブーイングが飛び交っていた。
彩奈さやかはその美しさから人気を出し、今では自分がデザインした服をドールに着せてファッションショーをやったり、頻繁にテレビ出演をしては自分のセンスの良さをアピールするなど、痛い所の多いモデルであった。そんな彼女に手を焼いている人は多く、彼女を失墜させたいと思う者が増えてきていた。
そんなある日、新人モデルとしてデビュー間もない沢木馨と彩奈さやかの雑誌での共演があった。
「沢木君って、何かモテそうよね。」
さやかは初めて会った馨に興味津々なのか、お互い挨拶をしてすぐに食いついてくる。
「彩奈さんもその美しさで何人の男を悩殺してきたんですか?」
馨は笑みを浮かべて聞く。
「さやかで良いわ。私も馨って呼ばせて貰うわね。」
ニッコリ微笑んでさやかは言った。
「お二人共、準備お願いします。」
スタッフに声をかけられ、2人は撮影を開始する。沢木馨のマネージャーはそんな2人を見て口元に笑みを浮かべていた。帽子を深く被り、サングラスをかけたそのマネージャーは葛城都の妹、塩澤京子だった。そう、沢木馨としてデビューした彼こそ、あのドールの女王薫である。
「ドールは人間ではない。けれど整型次第では男装の麗人にだってなれるのよ。彩奈さやか。貴方の命運もここまでね。薫に思う存分恋をしなさい。そして、一気にその場を転落。フフフ。貴方の失墜を望む人達からの依頼はそれで完了。その時が楽しみね。」
京子は2人の様子を見ながら次の一手を考えていた。
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