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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第3章 初めての前の初めて
先生の人気はどんどん上がり、私は先生の膝に乗るために放課後まで残ることもありました。
しかし、新学期のいっときだったのか、男子は次第に普通に外遊びにいくようになります。
でも数人の女子は、私も含め、先生の膝に乗りたがり続けました。
詩の勉強会はバスで向かう場所で私は母と会場に行きます。
先生は準備があるので先に行ってました。
会は、国語の先生たちで作ったサークルのようでしたが、その中で選抜されて更に少人数で次のコースを作ろうという動きがあることを説明されました。
先生は、私を膝に乗せて触りながら、凄く興奮して、私の名前を呼び続けます。
周りも幼かったとはいえ、よく堂々と皆がいる前で、教壇の中でそんなことができたと思います。
そこからどうしてそれが終わったのかがはっきりとした記憶がありません。
クラスの男子が先生が変なことをしていると言って終わりになったような気がするし、翌年に先生が転任になるまで続いたような気もします。
詩の会は、次のコースを勧められましたが、市外、県外にも行動範囲が広がると言われて母が断念したように思います。