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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第3章 初めての前の初めて
次の年に担任が変わり、母に『○○先生が良かったね。』と言われ、
「あの先生パンツに手を入れてくるの、変だよね。」
と、内緒をさらっと打ち明けたようにも思います。
母の反応もさらっとしたもので、私の記憶に残らなかったのか、
母に打ち明けたこと自体が妄想なのか、はたまた、先生とのことが妄想なのか、わからなくなっていました。
でも、カメラ代わりの目覚まし時計に、そのうちパジャマを下ろさずにパンツに手を入れた時に、その記憶を思い出したのです。
先生の指が無毛の丘を擦る感覚、
耳許で呼ばれる私の名前、
好きだ、愛してると呻き声のように呟きながら、抱き締められる感触、
先生が擦るように言ったズボンの中にあったもの…
性的な目覚めを迎えて、私は何をされていたのかわかりました。
そして恥ずかし気もなく、母に打ち明けたこと、
わかったから尚更何処からが本当のことだかわからなくなっていました。