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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第47章 待望のデート

それから、前回、4年前に会ったときの話になります。

どこで飲んだのか…
その時は、どちらの最寄り駅でもない今回と同じ駅で飲んだのは覚えているのに、店や理由は二人とも覚えていませんでした。

そしてもしかしたら、もう一人いたのだけれど、誰だかはっきり覚えていません。

「そいつ可哀想だな、会う口実に使われて、覚えてもらえなくて…」

「あははっ…そだね、可哀想。でも飲み屋の記憶も全くない。」

「ちょっと待って、その後の記憶はあるの?
今日の呑みの意義は覚えてる?」

「あ、それはあります。逆にそっちの、駅のホームの記憶が強烈過ぎて…他の記憶が残ってないって感じかな…」

「あ、良かった。忘れられてなくて…」

それと彼が大病した話を聞きました。

ホームに1時間近くいたと話したら、

「や、駅出て行こうとしたけど止めて、戻ってきたんだよ?」

「はい、覚えてますょ。」

「だから、次会ったら…って、4年も放置されて、姉さん記憶にないのか、フラレたんだと思ってた。」

「そうなの?酔った勢いって感じで、真に受けちゃいけないのかと思ってた。」

「え…俺、酔うなんてほとんどないし…」

彼が耳元にきて…
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