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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第47章 待望のデート
ソファーの前の大型テレビのチャンネルを弄り、お気に入りのサッカーを着けながら、
「姉さん、前回の時、俺のキスが上手いって、ずっと誉めてくれてたの、覚えてる?」
「え…」
(それは覚えていない。キスが上手かったのは覚えているけど、言ってしまったのか私…焦っ…)
で、何気にお互いの火が消えるタイミングを見計らっていたのか、
スッと肩に手を回され、彼が覆い被さってきた。
って、二人ともド近眼の眼鏡なのに、煙草に火をつけてサッカーを見る前から何故か眼鏡は外していたけど…(笑)
チュッと唇だけに触れて離れ、目を合わせてから徐に口づけが始まる。
思考回路が全く同じだから、探り合いなどなく舌を絡め合い、吸って吸われて、また絡み合う。
漸く唇が離れると、
「姉さん…っえッろっ(い顔になってるね。)…」
とまた唇が重なる。
「俺のキスが上手いんじゃなくて、姉さんがキスが好きで上手いんじゃない?」
と、もう一度舌を絡めて吸い合った。
「ん…ん〜、恥ずかしいから分析しないで…」
「いいじゃん、お互い同じこと考えてるのわかりやすくて、敢えて確認するの…
気持ちいいよ。」