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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第47章 待望のデート
「ああ、でもここ数年めっちゃ太って全部お腹についた。酒でなくて脂(あぶら)かも。」
「う〜ん、」
彼の手が降りていきお腹を掴む。
自虐ネタで振った自分が恥ずかしくなる。
「そこを揉むのはやめて…」
「いいじゃんポヨポヨして気持ちいいよ。」
「恥ずかしいから…それ。」
「そう?sexが足りないんだよ。俺とsexして綺麗にしてあげる。」
ん〜、夢か妄想かと思うほど、元々出来のいい男が、いい歳の取り方をして、饒舌になって現れる。
これぞ大人の恋愛?
「(あなたに)のぼせそう。」
と二人でお風呂を出る。
彼は少しワールドカップの行方に興味があり、足りなかったニコチンの補給も兼ねてソファーで一服する。
風呂上がりの一杯は健康的なエビアンにして、彼のところに置き、裸でクーラー直下と彼の隣には無理がありすぎて、ベッドに入り布団を被った。
布団カバーがピッチリマットに挟まれているのは嫌い。
私も〜
と、何から何まで好みが一致する彼が、挟まっていないのをチェック済みだったのに、
掛け布団の下にシーツがありくるまれていた。
それを足で蹴って引き出していた。