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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第47章 待望のデート
「姉さんは常に、どうしてこの仕事をしなきゃならないのか。だから、どうしなきゃならないのか。更に、それを早く効率的に終わらせるのに、マニュアル通りじゃない方法がないか。
どんな小さな簡単な仕事でも、いつも考えてた。」
「そう?それって当たり前じゃない?」
「言われたことしかしない。言われた通りにしかやらない奴がほとんどじゃん。
2年目に姉さんに会って、ガッツリ言われて、結構要求高かったよ?
今も若者虐めてるんじゃないの?」
「そんなことないよ。今の子には優しく丁寧に教えなきゃだからね。
そういった意味では、後輩と呼べる人はあなたしかいないかな。」
「俺、後輩なの?それって誉められてるの?」
「そうだよ。後輩は対等ってこと、後輩ですって胸張って言えるのはあなたしかいないのかもね。」
「それって自慢していいの?」
「うん、そうだよ。」
彼の手が背中を撫でて、キスされます。
「姉さんはいつも頑張り過ぎてしまうから、
こういうまったりした時間が必要だよ。
だから、俺を使って?
俺が休ませてあげるから…」