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あんなこんなエロ短編集
第13章 2年D組高橋くん
2回目は直ぐ体勢をかえて背後から突いた。



壁に手を着かせて腰を抱え、



まるでケモノのように重なった。



「あん、あっ、ああん!


後ろからってすきぃ………!!」


乞われるままパンパンパンパン打ち


つけた。



ーーーーーまずい。



そう思ったのは、帰宅してからだ。



うちは片親で、



親は夜勤が沢山ある仕事をしているから帰宅


するとぼっちになる。


一人になると募ってしまう。


カレンさんの匂いに、喘ぎに、


あの快感に思いが募る。


ハマらないようにしなくちゃダメだ。


自分は高校生なんだし、



まして彼女でもないのだから…………



しかし寝る頃にはまた疼き、



モノを出し右手で握ってしごいた。



発散してから寝た。



幾らしてもし足りないみたいだ。



ーーーーー「はっし~。お前おかしくない?!」



「痛っ」



ドカッと横腹を蹴られ、



うとうとしていた目を覚ました。



「………いや。別におかしくないけど」



眠い。



午後イチの授業前はある意味拷問だ。



「今日もバイトだよな?」



「うん」



目を擦る。ぎくっとした。



宮地は割合勘が良い。



じーっと覗き込んでくる。



「な、なんだよっ」



「!!はっし~まさか………恋か?


相手ってワンコ?」



「はあ?」俺は思い切り嫌なかおをする。



ワンコ…………



見ると教室の隅で他の女子と抱き合って笑い



転げてる唯がいた。



何をどうしたら高校2年であんなに無邪気で



いられるんだろう。



「アホか………んなわけねぇじゃん………」



脱力し、



テキストを用意した。



ホッとした。



ーーーーー進路のこともある。



受験する学校と学部は決めてあるが、



宮地に言えずにいる。



成績が良い宮地に言いづらいのだ。
















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