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あんなこんなエロ短編集
第17章 よごと

背中が汗ばみ、
額からつうっと粒が零れる。
私は父親の玩具だった。
ーーーーー高校生になった頃、
友達もたくさんできた。
小さい頃引っ込み思案だった私は、
高校入学を期に隣の席に座った明るい女子と
友達になりさらに他の子たちへと輪を広げる
ことが出来た。
話のきっかけは当時流行っていたキャラ
クターのキーホルダーだったが、たくさんの
友達を作れた私は自信という今までなかった
感覚を知った。
友達の家に遊びに行くと母親がニコニコ笑い
ながら迎えてくれ、
遅くまで居ると父親が好好爺のような柔らかい
笑顔で帰宅していた。
そこで思い知る。
私の父親は異常なのだと。
『あー親うざいよね』という友達。
そうだ。
うざい。
そして、うざいけれど父親は娘にあんなこと
はしないのだ………
確信を持ち、
私は父親が寝ている夜中にかなづちで脚を砕いた。
左足を狙ったわけじゃなく、
無我夢中で振り下ろした先が左足だっただけ。
力いっぱい、砕いた。
父親は上体を起こし私の髪を掴み毟ったが、
先手を打ったのがよかったのか父親の片足は再
起不能になり切断された。
額からつうっと粒が零れる。
私は父親の玩具だった。
ーーーーー高校生になった頃、
友達もたくさんできた。
小さい頃引っ込み思案だった私は、
高校入学を期に隣の席に座った明るい女子と
友達になりさらに他の子たちへと輪を広げる
ことが出来た。
話のきっかけは当時流行っていたキャラ
クターのキーホルダーだったが、たくさんの
友達を作れた私は自信という今までなかった
感覚を知った。
友達の家に遊びに行くと母親がニコニコ笑い
ながら迎えてくれ、
遅くまで居ると父親が好好爺のような柔らかい
笑顔で帰宅していた。
そこで思い知る。
私の父親は異常なのだと。
『あー親うざいよね』という友達。
そうだ。
うざい。
そして、うざいけれど父親は娘にあんなこと
はしないのだ………
確信を持ち、
私は父親が寝ている夜中にかなづちで脚を砕いた。
左足を狙ったわけじゃなく、
無我夢中で振り下ろした先が左足だっただけ。
力いっぱい、砕いた。
父親は上体を起こし私の髪を掴み毟ったが、
先手を打ったのがよかったのか父親の片足は再
起不能になり切断された。

