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第19章 man&woman

「俺を馬鹿にするな！




ふざけるなよ、この女！」





髪を掴まれ、引っ張られる。





「痛い！止めて隆太さん！





そんなこと思ってない…………っ」






混乱しつつも本音を言った。





当たり前だ。





ただ国旗を言い当てただけ。





『えー、君意外だね』くらいの感想でいいではないか…………………





井高はハッとし、





手を離した。







そして「す、すまない！悪かった……ついカッとして






………………！」





慌てて謝る。





わたしは髪を直し、




湯飲みを持った。





その時、わたしの手は震えていた。