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あんなこんなエロ短編集
第19章 man&woman

戸惑いつつも、そのあとは何もなかったので(疲れていたんだろうな)
と思った。
怖かったが、直ぐ謝ってくれたし………
気にしないことにした。
しかし、それ以降頻繁に起こるようになったのだ。
ある時は『料理の味が薄い』(本人が塩分を気にして「なるべく薄味にしてくれ」と言ったのだ)
と食事を投げられ、
ある時は息を吐いただけで『ため息をつくな!
誰が食わせてやってると思ってるんだ』
と頭を叩かれた。
井高の希望で退職し、
専業主婦に収まっていた。
感情の起伏が激しく、
気に入らないことがあると罵られ手を挙げられた。
(これはおかしい)
そう思い、友人に相談しても『今どき専業主婦させて
もらってるんでしょ?』
『うちの旦那も八つ当たりしてくるよ。
無視よ、無視!』
となあなあの回答だった。
肝心の叩かれていることは友人には言えなかった。
自分だけ不幸な気がして。
とはいえ、
井高が感情的になる時以外は本当に普通で………
映画を観に行ったり旅行に行ったり、
プレゼントだって記念日を忘れずくれていたのだ。
ーーーーーそれが甘かったのだろうか…………
と思った。
怖かったが、直ぐ謝ってくれたし………
気にしないことにした。
しかし、それ以降頻繁に起こるようになったのだ。
ある時は『料理の味が薄い』(本人が塩分を気にして「なるべく薄味にしてくれ」と言ったのだ)
と食事を投げられ、
ある時は息を吐いただけで『ため息をつくな!
誰が食わせてやってると思ってるんだ』
と頭を叩かれた。
井高の希望で退職し、
専業主婦に収まっていた。
感情の起伏が激しく、
気に入らないことがあると罵られ手を挙げられた。
(これはおかしい)
そう思い、友人に相談しても『今どき専業主婦させて
もらってるんでしょ?』
『うちの旦那も八つ当たりしてくるよ。
無視よ、無視!』
となあなあの回答だった。
肝心の叩かれていることは友人には言えなかった。
自分だけ不幸な気がして。
とはいえ、
井高が感情的になる時以外は本当に普通で………
映画を観に行ったり旅行に行ったり、
プレゼントだって記念日を忘れずくれていたのだ。
ーーーーーそれが甘かったのだろうか…………

