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あんなこんなエロ短編集
第21章 裏のかお

「ほらほらほら!情けない格好をじっくり見な!」
楕円形の鏡の前で痩せた男は縛られ、
汗を垂らしている。
冴子は座り込んでいる男の肩を蹴った。
「ああッ…………」
男はか細く鳴き、
上体を床に倒した。
興奮・愉楽ーーーーーーー
少し紅い頬にはそれらの文字が踊っているようだ。
冴子は俄然やる気になり、
手にしていた鞭で男を叩いた。
パチンッ
「ああー、もうっ……もう、お許しくださいぃ……」
涙を流す男。
40代前半くらいか。
週末女王様を始めて1ヶ月が経った。
戸惑いながらいたぶっていた最初と比べると、
冴子は自分が楽しみながら女王様をしていると自認し
ている。
口の端からはヨダレが出ている男。
今日は特にハマっていた。
男が美形なのである。
ロマンスグレーの髪に締まった肉体。
そんな男が、
冴子の虐めに快楽を感じ悶えているーーーーーーーー
「ほらっ、こうしてやる!!」
冴子は男の脚の付け根を蹴り上げた。
「っあああああーーー!!」
痛いのか、それすら快感なのか。
男はビクンと跳ねて……………
白目を剥いた。
「……………は?え、ちょっとあなた………」
白目を剥いたまま動かない。
冴子は青ざめた。
パニックになる。
「ええと………あっ、そう!オーナーだわ」
落ち着くよう深呼吸し、
部屋を出てロッカールームに向かい携帯電話を鳴らす。
楕円形の鏡の前で痩せた男は縛られ、
汗を垂らしている。
冴子は座り込んでいる男の肩を蹴った。
「ああッ…………」
男はか細く鳴き、
上体を床に倒した。
興奮・愉楽ーーーーーーー
少し紅い頬にはそれらの文字が踊っているようだ。
冴子は俄然やる気になり、
手にしていた鞭で男を叩いた。
パチンッ
「ああー、もうっ……もう、お許しくださいぃ……」
涙を流す男。
40代前半くらいか。
週末女王様を始めて1ヶ月が経った。
戸惑いながらいたぶっていた最初と比べると、
冴子は自分が楽しみながら女王様をしていると自認し
ている。
口の端からはヨダレが出ている男。
今日は特にハマっていた。
男が美形なのである。
ロマンスグレーの髪に締まった肉体。
そんな男が、
冴子の虐めに快楽を感じ悶えているーーーーーーーー
「ほらっ、こうしてやる!!」
冴子は男の脚の付け根を蹴り上げた。
「っあああああーーー!!」
痛いのか、それすら快感なのか。
男はビクンと跳ねて……………
白目を剥いた。
「……………は?え、ちょっとあなた………」
白目を剥いたまま動かない。
冴子は青ざめた。
パニックになる。
「ええと………あっ、そう!オーナーだわ」
落ち着くよう深呼吸し、
部屋を出てロッカールームに向かい携帯電話を鳴らす。

