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あんなこんなエロ短編集
第21章 裏のかお
ーーーーーー「雪途くーーーーーん!!



こんばんは!




すみませーんっ」




伊東家のインターホンを押す。




気が急いでしまい、




その場で足踏みする。




「はい…………」




嗄れた声。




(鞠井さん!)




ドアが開く。




「鞠井さんっ、雪途くーーーーー」




顔を見合わせてしまった。




「君、何故ここに……………」




しまった。




雪文がいる可能性をすっかり忘れていた。




目の前には、



伊東雪文が呆然として立てっている。




「あ………の…………




雪途くんは…………」




「…………雪途なら、



部屋にいると思うが。




ーーーーーああ、確か君は担任だったな」




雪文は納得したように頷く。




胸に小石を投げられたように違和感が波紋を広げる。





ーーーーー確か担任だった?




(息子の担任と付き合っていて、




確か担任だったな、って………)




生徒の親と付き合った自分もおかしいのだけど。




(子供の担任って、



わざわざ思い出さなきゃ忘れるもの?)





父親だから?





母親じゃないから詳しく知らないのだろうか?




ーーーーー忙しくても、




一人息子の担任教諭くらい覚えてるもんじゃないのーーーーーー




雪途の孤独感。




(これだけで決めつけるのは良くないけれど、



この人は雪途くんに関心が無いんじゃないかしら)




冴子はふと思った。



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