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あんなこんなエロ短編集
第21章 裏のかお

「ーーーーー冴子?
おい、冴子っ!!何してるんだ」
背後から声がして、
パッと雪途を離す。
「あ!雪途じゃないか……………」
声の主・雪文は、
いたずらがバレた子供のように萎縮した。
語尾が弱々しくなっている。
冴子は雪途と顔を見合わせた。
雪途がじと~っと睨む。
(冴子って呼ばれたの、
怪しいよね………)
雪途のぬめるような視線に、
誤魔化せないと悟る。
頭の良い子だ。
今のでバレたろう。
「い、今雪途くんとちょうど会えて………」
雪文に話しているのに、
雪途に言い訳をしているよう。
「そ、そうか。
雪途、どこへ行ってたんだ?
コンビニか」
雪文もわざとらしい。
『…………最低じゃん』
囁きが聞こえた。
雪途が自分を睨んでいる。
『けど』
小さな赤い唇が動く。
『同じだね』
ーーーーーー同じ?
(何が…………?)
雪途はニコッと笑い、
「そー。コンビニに行ってたんだよ」
と袋を拾い家に向かって歩き出す。
冴子と雪文は慌てて後を追った…………………
おい、冴子っ!!何してるんだ」
背後から声がして、
パッと雪途を離す。
「あ!雪途じゃないか……………」
声の主・雪文は、
いたずらがバレた子供のように萎縮した。
語尾が弱々しくなっている。
冴子は雪途と顔を見合わせた。
雪途がじと~っと睨む。
(冴子って呼ばれたの、
怪しいよね………)
雪途のぬめるような視線に、
誤魔化せないと悟る。
頭の良い子だ。
今のでバレたろう。
「い、今雪途くんとちょうど会えて………」
雪文に話しているのに、
雪途に言い訳をしているよう。
「そ、そうか。
雪途、どこへ行ってたんだ?
コンビニか」
雪文もわざとらしい。
『…………最低じゃん』
囁きが聞こえた。
雪途が自分を睨んでいる。
『けど』
小さな赤い唇が動く。
『同じだね』
ーーーーーー同じ?
(何が…………?)
雪途はニコッと笑い、
「そー。コンビニに行ってたんだよ」
と袋を拾い家に向かって歩き出す。
冴子と雪文は慌てて後を追った…………………

