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あんなこんなエロ短編集
第22章 夏祭り

鼻歌が出てしまう。
葵衣(あおい)は大きな花柄の浴衣姿になった
自分を見つめる。鏡越しにうっとりする。
「あと2時間かぁ」
夏祭りに、出来たばかりの彼氏・ひんちゃんと
行く予定。
ひんちゃんは名前を日野田海(ひのだかい)といい、
身長172センチやせ型の私立高校2年男子だ。
少々ぶっきらぼうで、
でもたまに物凄く優しい。
付き合ってまだ日が浅いけれど彼はすごくかっこい
い。
「あ~!早く2時間経ってよ~」
思わず身をくねらせた。
「葵衣ーーー!
あおい、どこにいるのー」
悶えていた気分をぶち壊すように、
1階からママの声がした。
「なーにー!!」
大声で返すと「ヒマなら絹さやの筋とってー」
などという。
ムッとした。
娘が恋を成就させ夏祭りに行く準備をしてると
いうのにー。
全くママは分かってないんだから。
「用事してるからムリ!!」
部屋から首だけ出して大声で返す。
隣の山田さんちの犬がわおーんと鳴いた。
葵衣(あおい)は大きな花柄の浴衣姿になった
自分を見つめる。鏡越しにうっとりする。
「あと2時間かぁ」
夏祭りに、出来たばかりの彼氏・ひんちゃんと
行く予定。
ひんちゃんは名前を日野田海(ひのだかい)といい、
身長172センチやせ型の私立高校2年男子だ。
少々ぶっきらぼうで、
でもたまに物凄く優しい。
付き合ってまだ日が浅いけれど彼はすごくかっこい
い。
「あ~!早く2時間経ってよ~」
思わず身をくねらせた。
「葵衣ーーー!
あおい、どこにいるのー」
悶えていた気分をぶち壊すように、
1階からママの声がした。
「なーにー!!」
大声で返すと「ヒマなら絹さやの筋とってー」
などという。
ムッとした。
娘が恋を成就させ夏祭りに行く準備をしてると
いうのにー。
全くママは分かってないんだから。
「用事してるからムリ!!」
部屋から首だけ出して大声で返す。
隣の山田さんちの犬がわおーんと鳴いた。

