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あんなこんなエロ短編集
第22章 夏祭り

「ーーーそういえば、
友達はいいの?」
事を終え屋台に戻り、
再び歩く。
うっかり忘れていた。
ひんちゃんは友達が沢山いるはずだ。
同じ年の………………
「え、あ、うん。
あいつらとは明日行くから」
ひんちゃんは申し訳なさそうに言い訳をする。
葵衣はホッと安堵した。
「そうなんだ。
じゃあ今日は遊べるね?」
長くもなく短くもないひんちゃんの髪の毛。
その輪郭が愛しくかわいくて、
葵衣は眺めてしまう。
「うん」
低い声も大好きだ。
葵衣は手を強く握った。
離さないからーーー
そう願いながら。
ーーー花火が上がる。
空にひとはな、花が咲く。
もう1つ。
もう1つ。
隣で軽く口を開き、
高い場所を眺めている彼。
何を考えてるかよく分からないけど、
楽しんでいるんだろう。
ーーーあたしとの時間を…………。
ずっとこうしていられたらどんなに素敵だろう?
そう思うと嬉しくて、
葵衣は意味もなく頬を指で掻いた。
友達はいいの?」
事を終え屋台に戻り、
再び歩く。
うっかり忘れていた。
ひんちゃんは友達が沢山いるはずだ。
同じ年の………………
「え、あ、うん。
あいつらとは明日行くから」
ひんちゃんは申し訳なさそうに言い訳をする。
葵衣はホッと安堵した。
「そうなんだ。
じゃあ今日は遊べるね?」
長くもなく短くもないひんちゃんの髪の毛。
その輪郭が愛しくかわいくて、
葵衣は眺めてしまう。
「うん」
低い声も大好きだ。
葵衣は手を強く握った。
離さないからーーー
そう願いながら。
ーーー花火が上がる。
空にひとはな、花が咲く。
もう1つ。
もう1つ。
隣で軽く口を開き、
高い場所を眺めている彼。
何を考えてるかよく分からないけど、
楽しんでいるんだろう。
ーーーあたしとの時間を…………。
ずっとこうしていられたらどんなに素敵だろう?
そう思うと嬉しくて、
葵衣は意味もなく頬を指で掻いた。

