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あんなこんなエロ短編集
第24章 幸せな時間

ーーー彼がバスルームに向かう。
珍しい人というか、
彼はセックスに放出を求めてない。
私だからそれで満足なんだと嬉しいことを言う。
が、男性で放出せずに終わるなんてあるんだろうか。
いつもじゃないけど、
たまに出さずに終わるのだ。
「はぁ…………ああ、気持ち良かった……」
私もベッドから降り服を拾い身に着けていく。
バスルームからシャワーの音が威勢よく響いている。
彼は汗を流してから部屋を出る。
さっきまでの痴態が頭を過り、
穿こうとしていたスカートを取り落としてしまう。
「やだ…………もう」
恥ずかしいのに嬉しい。
互いが互いを求め、
手を繋いで向かう先。
頭が真っ白になる瞬間、あれが幸せの境地だわ。
ーーーーー彼がワイシャツを羽織る。
程よく割れた腹筋が色っぽい。
年相応に私たちはすらりとしていて、
身だしなみも整っている。
「今度は?」
急いではダメだと分かっているけど約束という甘い
蜜が欲しい。
「うーん、仕事が繁忙期だけど。
時間は取れるよ、連絡するよ」髪を拭きながら彼が笑う。
「分かった」
満足感に似た安堵が胸を満たす。
私は夜勤がある仕事をしている。
看護師だ。
だから常に日勤の彼に合わす形になる。
「じゃ…………真美(まみ)、好きだよ」
ネクタイを締め彼が私を抱き寄せ、
そう囁いた。
「………私もよ」目を見つめて唇を重ねる。
茶色がかった瞳。
細面のすっきりした顔立ちに、
黒い短髪。
切れ長の瞳は私を見透かしているように感じる。
背伸びした足を戻すと、
「じゃ」彼は手を振り部屋を出て行った。
珍しい人というか、
彼はセックスに放出を求めてない。
私だからそれで満足なんだと嬉しいことを言う。
が、男性で放出せずに終わるなんてあるんだろうか。
いつもじゃないけど、
たまに出さずに終わるのだ。
「はぁ…………ああ、気持ち良かった……」
私もベッドから降り服を拾い身に着けていく。
バスルームからシャワーの音が威勢よく響いている。
彼は汗を流してから部屋を出る。
さっきまでの痴態が頭を過り、
穿こうとしていたスカートを取り落としてしまう。
「やだ…………もう」
恥ずかしいのに嬉しい。
互いが互いを求め、
手を繋いで向かう先。
頭が真っ白になる瞬間、あれが幸せの境地だわ。
ーーーーー彼がワイシャツを羽織る。
程よく割れた腹筋が色っぽい。
年相応に私たちはすらりとしていて、
身だしなみも整っている。
「今度は?」
急いではダメだと分かっているけど約束という甘い
蜜が欲しい。
「うーん、仕事が繁忙期だけど。
時間は取れるよ、連絡するよ」髪を拭きながら彼が笑う。
「分かった」
満足感に似た安堵が胸を満たす。
私は夜勤がある仕事をしている。
看護師だ。
だから常に日勤の彼に合わす形になる。
「じゃ…………真美(まみ)、好きだよ」
ネクタイを締め彼が私を抱き寄せ、
そう囁いた。
「………私もよ」目を見つめて唇を重ねる。
茶色がかった瞳。
細面のすっきりした顔立ちに、
黒い短髪。
切れ長の瞳は私を見透かしているように感じる。
背伸びした足を戻すと、
「じゃ」彼は手を振り部屋を出て行った。

