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あんなこんなエロ短編集
第25章 生きる理由

ーーー今まで生きてきた中で、
こんなヘビィな状況は初めてだ。
「と、とりあえず………こっちに来て??
頼むよ!」
お人好しの善樹(よしき)、とからかわれていた
学生時代がある。
自分でも確かにお人好しだと思う。
思うが……………
「嫌!!
何なのよあんたっ、何様よ!」
手すりの向こう側で叫ぶ女。
こちら側で『戻ってこい』と説得し始めて15分経過
…………………………。
名前も知らない女性は肩までの栗色でストレートの髪
をはためかせ青ざめている。
ここは27階建てのビルの屋上だ。
星が爛々と光る。夜空から応援してくれてる。………と
思いたい!
「何様って………何様でもないけどさ、
自殺なんて良くないよ?!」
このビルの屋上にてタバコを吸い、
ぼ~っとするのがたまの息抜き。
今日もゆっくりしようと来てみたのだが、
手すりを跨いでいる女性がいて腰を抜かした。
こんなヘビィな状況は初めてだ。
「と、とりあえず………こっちに来て??
頼むよ!」
お人好しの善樹(よしき)、とからかわれていた
学生時代がある。
自分でも確かにお人好しだと思う。
思うが……………
「嫌!!
何なのよあんたっ、何様よ!」
手すりの向こう側で叫ぶ女。
こちら側で『戻ってこい』と説得し始めて15分経過
…………………………。
名前も知らない女性は肩までの栗色でストレートの髪
をはためかせ青ざめている。
ここは27階建てのビルの屋上だ。
星が爛々と光る。夜空から応援してくれてる。………と
思いたい!
「何様って………何様でもないけどさ、
自殺なんて良くないよ?!」
このビルの屋上にてタバコを吸い、
ぼ~っとするのがたまの息抜き。
今日もゆっくりしようと来てみたのだが、
手すりを跨いでいる女性がいて腰を抜かした。

