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あんなこんなエロ短編集
第25章 生きる理由

「それが…………彼、浮気してたのよ!!
しかも8股!!!
私は8人のうちの1人だったってわけっ」
「えっ…………アホらしい」
つい本音がこぼれてしまった。
女性はこちらを睨み、
「何ですってっ?!アホじゃないわよ!!」
夜空に叫ぶ。
「うん、君はアホじゃないと思う。
だけどやってることがアホらしいよ。
8股かけられて悪いのは相手の男だろう?
何で君が死ななきゃならないのさ」
善樹は一つ話すと糸口が掴めたみたいに
すらすら言葉が出てきた。
俯き、顔を赤くする女。
「だって…………この人だって思ってたのよ……」
声が震える。
泣いているのだ。
「………この人しかいないって思ってたのよ!
それがアホらしい??
あんたに何がわかるのよっ」
「いや、俺さ……………聞いてくれるかな?
年25歳。
芦川(あしかわ)善樹って名前で。
小さい頃から苛められ体質で、高校んとき
学校指定のバッグに犬の糞入れられた。
頭馬鹿だったから就職したけど…………
仕事出来なくて。
未だに毎日先輩から怒鳴られてて……………
えっと、ここでタバコ吸うのが息抜きなわけ。
アパート狭い上に換気扇無くてさ。彼女いたこと一回
もないんだ。この通りの見た目だし」
ひょろりと痩せており、身長が162センチである。
「だから何よ」
「生きる理由にならないかな?
『こいつよりはマシ』って気持ち」
女性ははっと目を見開いた。
「君は若いし、綺麗だし……………きっとモテるだろ?
死にたい気持ちは分かるんだけど、
ならその気持ちで幸せになってみたら良いんじゃ
ないかな」
しかも8股!!!
私は8人のうちの1人だったってわけっ」
「えっ…………アホらしい」
つい本音がこぼれてしまった。
女性はこちらを睨み、
「何ですってっ?!アホじゃないわよ!!」
夜空に叫ぶ。
「うん、君はアホじゃないと思う。
だけどやってることがアホらしいよ。
8股かけられて悪いのは相手の男だろう?
何で君が死ななきゃならないのさ」
善樹は一つ話すと糸口が掴めたみたいに
すらすら言葉が出てきた。
俯き、顔を赤くする女。
「だって…………この人だって思ってたのよ……」
声が震える。
泣いているのだ。
「………この人しかいないって思ってたのよ!
それがアホらしい??
あんたに何がわかるのよっ」
「いや、俺さ……………聞いてくれるかな?
年25歳。
芦川(あしかわ)善樹って名前で。
小さい頃から苛められ体質で、高校んとき
学校指定のバッグに犬の糞入れられた。
頭馬鹿だったから就職したけど…………
仕事出来なくて。
未だに毎日先輩から怒鳴られてて……………
えっと、ここでタバコ吸うのが息抜きなわけ。
アパート狭い上に換気扇無くてさ。彼女いたこと一回
もないんだ。この通りの見た目だし」
ひょろりと痩せており、身長が162センチである。
「だから何よ」
「生きる理由にならないかな?
『こいつよりはマシ』って気持ち」
女性ははっと目を見開いた。
「君は若いし、綺麗だし……………きっとモテるだろ?
死にたい気持ちは分かるんだけど、
ならその気持ちで幸せになってみたら良いんじゃ
ないかな」

