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あんなこんなエロ短編集
第25章 生きる理由
「む、ムリにとは言わないけどさ??



死ぬなんて何時でもできるんだし。



かといって一度しちゃったらもう戻れないんだし、



もう少し生きてみたらどうかな………



俺のこと『こいつよりはマシだ』って思いながら」




勢いがあった言葉たちだが空気が抜けるかのよう




に弱々しくなってしまった。




善樹は基本的に自分に自信がない。




(やべぇ、俺ごときが偉そうに説教しちゃった)




怒らせてしまった。





「あんたさ…………




人好すぎるよ?




そんなこと言ってるから苛められんのよ」




女性の口調が酷くしっかりしている。




そして可笑しいのか、笑っている。




「あ…………気をつけて…………」




手すりを乗り越え、




内側に戻ってきた。





女性が善樹に近寄る。




ふわっと花の香りがする。




「ホントだ。




私より身長低いね」




目線の高さが違う。




善樹が少し見上げる形になる。




今まで分からなかったが、背が高い女性だ。




「ーーーーーありがとう。




もう少しだけ生きてみることにした」





肩から力が抜けていく。




ぼんやりしていたら、





どさりと女性が倒れてきた。





「えっ…………、ちょっと!しっかりして!」




張っていた気持ちが緩んだのだろうか?




抱えて寝かせると、




呼吸は普通にしているようだ。






「…………ちょっと待ってみるか」





変な夜だな。




善樹は空を見上げて笑った。




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