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あんなこんなエロ短編集
第31章 わたしは女優
主婦なのかと思うくらい調理器具にも詳しい。



美華といえばピーラーすら知らなかったのだから。



夫は火を消すと「なんだか眠くなってきたよ。



作ったら満足したのかな、寝るね」と欠伸をしながら



寝室に行った。



美華は「おやすみなさい」と言いつつポトフをつまん



だ。



やはり、穏やかな味をしていた。




ーーーー「ふーん、珍しいな。



君がご主人の話をするなんて」



汗ばんだ体をシーツの波に投げ出し佐竹と語る。



この時間はとても大切だ。



言葉を交わすことにより再び体を交わすことにも



繋がる。




「あら。嫉妬した?」



美華はニヤリと笑う。



「そりゃあな。



少しはするよ。美華と生活を共にしてるんだしご主人



は。そのポトフを床にぶちまけたいね俺」



佐竹の瞳が嗤っている。



もちろん嘘に決まってるのだ。



佐竹はそんなことにエネルギーを費やさない。



嫉妬なんてしていたら身が持たない。




「ふふ。そうよ、あなたの知らないわたしをいくつも



知ってるわ」



「こんなのもか?」



佐竹の指が2つある丘の片方をくすぐる。




「やだぁ、くすぐった………あっ、あん」




「ほら立ってきた。こんな反応をご主人にもする



のかな」



言いながら手を美華の花びらに差しこむ。



花びらからは夥しい蜜が溢れ、



2人は再び迎合した。



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